ふりむくわけにはいかないぜ

生きてる日々の色々なことをただ記しています

子どもと向き合うとは

息子がとにかくうるさい。


うちの息子2人はよく喋る。
誰に似たんだ、私か。


疲れて帰ってきて、
はぁーどっこいせ、と一息ついてるともう

「マミー!ちょっと聞いてくれよ」(洋画風)

とやってくる。
断ってもやってくる、お構い無しに話し始める。


私はちっとも優しい母さんじゃないので、子どもが話しかけたら手を止めて聞くとかそんなのはない。

「母さん疲れてる」
「母さんその話興味ない」

バッサリ切り捨てる。


「独り言でいいから話させて」

強い!強いなお前...!


で、実際にベラベラ話し始める。

なかなか面白い。時もある。
よく分からん時もある。


そのまま1時間以上、一緒に話す時もあれば
「ちょっと本当にその話よく分からんわ」
と追い出す時もある。


追い出されても全くめげない。

「ちゃんあみ、そういうとこだぞ!全く勝手な女だな」
と言って出ていこうとするので
「おい、タメ口きくな!」
と制すると
「ヤレヤレ、全く勝手な女性だな。まっ悪くない」 (またも洋画風)
と言い直して出ていく。よろしかろう。


で。

子どもに向き合うって何か。
子どもを強くするのはどんな関わりか。


子どもが話しかけてきたら、いつでも手を止めて聞くことか。
子どもに何かあったらすぐ分かるように、いつも目を離さないで気にかけてることか。


そうか〜?そんなことできるか~?
それ、子ども嬉しいか〜?


それぞれの成長段階で、必要な「向き合い時間」って違うと思うのだけど、それにしたって子育てって

「見てないところでのあなたを信じてる」
ってことだと思うんだな。
その度合いを増やしていくことだと思うんだな。

だって、いずれ親の見てないところに送り出すんだから。

自分は親から直接見られてない時も、ずっと信頼され愛されてるって思わせることが、子育てだと思う。


それには、瞬きもせずジーッとずーっと見つめてちゃダメでしょ。

だいたい同じ場所をずっと見ててみ、目がおかしくなって案外、何かが起きても分かんないよ、ゲシュタルト崩壊してて。


さり気なく毎日そこにいる。
自分の時間を過ごしつつ、いつもそこに帰る。

だから、ふっと「あれ?今日何かが違う」って気付く。

毎日毎日全力で向き合うとかえって見えなくて。

普段はゆるーっとしてるほうが、ここぞと言うタイミングを逃さない気がする。

一大事に立ち向かう余力もあるしね。



「その話興味ないわ〜」
と言いながら、
「今日もなんてこと無さそうだな」
と軽く流しておるわけです。

あんまり力んで子どもと向き合うと、疲れますでしょ。

楽に適当にやっとります。